多摩川競艇場(ボートレース多摩川)の特徴と予想

【ボートレース/多摩川競艇場】コースの特徴は? 舟券の予想を当てるコツ

多摩川競艇場で予想を的中させるポイント

多摩川競艇場(ボートレース多摩川)で予想を的中させたいなら、
押さえておかないといけないポイントは2つ。
・インの弱さ
・水面設計

多摩川競艇場でのインの弱さは、競艇ファンの間で暗黙の了解となっています。
平和島競艇場に続いて、1コースの1着率は全国で2番めの低さです。
1コースは本来有利なポジョンですが、多摩川競艇場においてはそれは当てはまりません。

関東の競艇場の中で一番広い面積を誇る水面設計ですが、多摩川競艇場は人工のプールになっていて水質は淡水です。
淡水は水質が硬くモーターの差が出やすくなります。
また、同じ淡水の江戸川競艇場や唐津競艇場と比べて乗りにくいと言う選手もいます。

多摩川競艇場(ボートレース多摩川)での的中率と勝率アップを狙うなら、「インの弱さ」と「水面設計」を意識しておきましょう。

多摩川競艇場のコースの特徴

多摩川競艇場は、東京都府中市是政にあるボートレース場です。
開場当初の名称は「府中競艇場」でしたが、2010年よりBOAT RACE多摩川(ボートレースたまがわ)に名称変更し、さらに2015年より多摩川ボートレース場に名称を変更しました。
ただ、公式Twitterのアカウント名は「ボートレース多摩川」のままです。

ボートレース多摩川(多摩川競艇場)は、文字通り東京都を流れる多摩川の土手の北側にあり、かつて多摩川河川の砂利採掘場であった場所がボートレース場として転用されました。

競艇場の名前に「多摩川」と付いていますが、多摩川から水を引いてるわけではありません。場内の1マーク側にある井戸から引き上げた水を使った人工のプールです。
そのため、ボートレース多摩川の水質は、海水や川の水ではなく「淡水」となっています。
また、関東一の広さと言われる人工的なプールの水面は、海のようなうねりや潮の干満さがありません。

その他、ボートレース多摩川にはどんな特徴があるのか、他の競艇場と比べてレース予想は難しいのかなど、詳しく見ていきましょう。

ボートレース多摩川競艇場のレース画像

出典:http://www.boatrace-tamagawa.com/

風の影響が少ない

ボートレース多摩川は、関東平野という地理的条件に加え、競艇場の周囲に防風林が設置されている環境にあるため、風、特に南風の影響はほとんど受けません。
ただ、風の影響を受けないと言っても完全な無風というわけではなく、主に追い風が吹いているようです。
しかし、全体的に見れば風速が強まることはなく、基本的に穏やかな競艇場と言えるでしょう。

水面は「淡水」

ボートレース多摩川は人工的に作られたプールになっていて、その水は海や河川から引いたものではなく、井戸から引いている淡水となります。

また、設置された防風林により風の影響を受けることはほどんど無く、「日本一の静水面」と呼ばれています。
このため、ボートレース多摩川はスピード戦に強い選手がかなり有利であり、走りやすいコースなので全速で攻める選手が多い印象です。
逃げとまくりが競り合うと高配当が飛び出すことも。

第2ターンマークでモーターチェック

ボートレース多摩川は、全国に24ある競艇場の中でも比較的広いコースを有しています。
しかし、出走ピットから第2ターンマークまでが89メートルと他の競艇場に比べてやや短く、スタート前のコース取りでは「枠なり進入」が多い傾向にあるようです。

ちなみに、センターマークから第1ターンマークまではホーム側に15メートル寄せて作られているので、どうしても1コースは斜めに走行することを強いられ、インコースの逃げが決まりにくくなります。

その一方で、ボートレース多摩川は第1ターンマークのバックストレッチ側が108メートルという広さになっているので、どのコースからでも全速で攻められ、まくりや差しが多いレース展開になる確率が高いようです。
多摩川競艇場水面図

出典:http://www.boatrace-tamagawa.com/

モーターの交換は8月

競艇においては、ボートとモーターは競艇選手の自前のものではなく、各競艇場が用意したものを使うよう決められています。
モーターは、全国に24ある各競艇場に60~70台ぐらいが用意されていて、各選手がどのボート、エンジンを使うかは、レース開催前日の前検日に、商店街の福引でおなじみのガラガラポンを使って公開抽選されます。
モーターの中には「エース機」と呼ばれる勝率の高いモーターが存在しますが、完全に抽選で割り当てられるため、選手の運も試されます。
ちなみに競艇用のボートとモーターは、ヤマハ発動機製の同一規格の物を使用しています。

また、ボートやモーターの入れ替え時期は各競艇場で決まっていて、ボートレース多摩川だと交換時期は8月になっています。

実際の前検日の抽選の様子がこちらです。

多摩川競艇場に強い選手・レーサー

多摩川競艇場は、対岸から第1ターンマークまでの距離(バックストレッチ側)が108メートルとかなり広く取られているので、全力ターンが有効となり、小回りが得意な選手より思い切った動きをできる選手が活躍するでしょう。

このボートレース多摩川で好成績を残しているのが、地元の角谷健吾選手です。
角谷選手はダイナミックな旋回が魅力的な選手で、多摩川競艇場での優勝回数は13回。1着数は221回にもなる素晴らしい競艇選手です。

ボートレース多摩川_角谷健吾期間別成績表

出典:http://www.boatrace-tamagawa.com/

多摩川競艇場をデータでチェック

それでは、ボートレース多摩川の公式サイトで公開されている舟券予想データを見てみましょう。

多摩川競艇場の舟券予想データ

出典:http://www.boatrace-tamagawa.com/

多摩川競艇場のライブ・リプレイ情報

日本一の静水面と言われ、風の影響が比較的少ないことが特徴のボートレース多摩川。

本レースのリプレイ動画や過去レースの動画も実況付き放送で見ることができるので、ボートレース多摩川の公式サイトでライブ動画を確認して、今後のレースの予想的中に役立ててみてはいかがでしょうか。
もちろん、レースの日程やオッズ、レーサー達の出走表情報やスケジュールもしっかり解説されています。

多摩川競艇場ライブリプレイ動画

出典:http://www.boatrace-tamagawa.com/

多摩川競艇場に行くには

多摩川競艇場は、電車だと都心から1時間半ぐらいで行くことができます。
特に西武多摩湖線で行く場合は、競艇場の目の前にそのものズバリ「競艇場前駅」があり、そこから徒歩3分で多摩川競艇場に入れるのでおすすめです。

アクセス

ボートレース多摩川へ行くのに一番近い交通手段は、西武多摩湖線の競艇場前駅です。駅を出て徒歩3分で多摩川競艇場へ着きます。

その他、京王線多磨霊園駅及びJR南武線、JR武蔵野線の府中本町駅からは、10分~20分間隔で無料送迎バスが運行されているので便利です。
アクセス良好な競艇場です。

多摩川競艇場の地図

出典:http://www.boatrace-tamagawa.com/

おすすめグルメ

多摩川競艇場は、B級グルメの宝庫と言われています。
中には大きなレストランが3つある他、売店やフードコードなどの施設も充実していて舟券を買わずに食事だけをするだけでも一日楽しめそうです。

さて、関東の競艇ファンの間では、競艇場の2大グルメは「多摩川の牛炊(ぎゅうすい)、平和島のモツ煮」と言われています。
この牛炊は牛の雑炊のようなもので、会場の中にあるレストラン「ウエイキー」で食べることができます。現在の金額は850円。
食券を購入してカウンターに行けば、1分も待たずに牛炊の登場です。

牛のエキスがたっぷり入ったまろやか塩味のスープの中には、4時間ほど煮込まれた柔らかい牛すじとご飯が入っています。
噛まなくていいほど柔らかい牛すじ、ボートレース多摩川に来たら食べない選択肢はありません。

多摩川競艇場の名物は牛炊

出典:http://www.boatrace-tamagawa.com/

多摩川競艇場の傾向まとめ

多摩川競艇場(ボートレース多摩川)は、日本一の静水面と呼ばれていて、競艇場の周囲が防風林で囲われているためレースに与える風の影響が比較的少ないと言われています。

また、人工的に造られたプール面には井戸水が引かれていて、うねりや潮の干満差のようなものはありません。
水質は「淡水」で硬めなので、モーターのパワーが重要視される傾向にあります。

コースを見ると、出走ピットから第2ターンマークまでが89mで、第1ターンマークのバックストレッチ側が108mというコースレイアウトになっています。
思い切った動きができる選手がレース展開を有利に進めていき、逃げとまくりが競い合ったりした場合は、高配当の回収も十分期待できます。

余談ですが、全国に24ある競艇場の中でも、多摩川競艇場は女子王座決定戦が数多く開催されていることでも有名です。

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