鳴門競艇場(ボートレース鳴門)の予想のコツ
鳴門競艇場で予想的中させたいなら、まず競艇でよく言われているセオリーは捨てましょう。
インコースが必ずしも有利ではないのが鳴門競艇場です。
海水の干満差による水位の高低差、他の競艇場には無い特殊なコースレイアウト、これらを予想の条件に上手く絡めるのが鳴門競艇場における勝率アップの鍵となります。
鳴門競艇場のコース特徴は?
鳴門競艇場は、徳島県鳴門市の鳴門海峡の近くにある少鳴門海峡に位置する競艇場で、2015年に施設名をBOAT RACE鳴門に変更されました。
水面は海水を利用していますが、津波対策として設置されている防波堤があるので、うねりや大きな波が発生することはありません。
そのため、直線でのスピードが伸びが他の競艇場よりもいいと言われています。
一方、天候によっては荒れたレース展開になることもあり万舟券も十分狙える絶好の競艇場でもあります。
この鳴門競艇場は、規模として見ると全国に24ある他の競艇場ほど大きくはありませんが、全国規模の名選手が多く所属する競艇場としても有名です。
水面特性は「海水」
鳴門競艇場の水面は海水になっています。
淡水と違って海水の場合は塩分濃度が濃く浮力が働くため、標準体重より重い選手がやや有利となります。
また、海水の場合は干満差によって一日のうちに水面の高さが2メートルぐらい違ってきます。
当然、干潮時と満潮時ではレース展開に違いが出てきます。
- 干潮時→水位が低くなっている時は、スピードが乗った全速ターンが有効で真ん中や外側からの攻めが決まりやすくなる。
- 満潮時→水位が高くなり水面が安定しにくくなるためボートの乗りづらさに繋がり、ターンや差し、まくりの精度が落ちる。
干潮時はコースを問わず差しやまくりの展開、満潮時はイン有利のレース展開と覚えておきましょう。
万舟券が出やすい
競艇ではインコースが有利と言われることが多いですが、鳴門競艇場にか限っては必ずしもそうではありません。
先程出てきた海水面による干満差の影響の他に、コース設計にもその原因があります。
鳴門競艇場は、スタートラインから1マークへ向けて内側が狭くなるような設計になっているため、隣の艇との間隔が狭く差しが狙いにくいので、インコースがとても難しくなっています。
また、海水の状況によっては外側からの攻めも決まりやすいので、高額の万舟券が出やすい競艇場の一面もあります。
2コース差し、3コースまくり、5コースまくり差し
鳴門競艇場は全国的に見ても、インが弱い競艇場です。
しかし、これはどのコースからでも1位が狙えるレース場であるとも言えます。
鳴門競艇場は、1ターンマークから2ターンマークまでがほぼまっすぐに配置されていて、全国で2番めに1ターンマークの振り幅が狭い競艇場です。
また、バックストレッチの直線は「鳴門の花道」と呼ばれていて、スピードを出しやすくなっています。
伸びの良いモーターを引いた選手が3コース5コースに入った場合は、「まくり」や「まくり差し」のレース展開になることも十分考えられます。
企画レースに注目
企画レースは、主にG3以下のレースで実施され、初心者でも予想がしやすく当てやすいように、出走メンバーにメリハリを付けたものが企画されています。
全国に24ある競艇場のうち21ヶ所で企画レースが行われていて、その中の一つがこの鳴門競艇場です。
鳴門競艇場で行われている企画レースは次のようなものです。
- 1R とるならなると(1号艇のみA級選手)
- 2R どーなるなると(特賞・なるちゃん特賞*予選のみ実施)
- 3R どきどきなると(1号艇にA級選手、2-6号艇はA級かB級選手)
- 4R とにかくなると(1号艇にA級選手、2-6号艇はA級かB級選手)
企画レースは競艇初心者が予想の練習をするのにぴったりです。
また、負けが続いている中級者が初心に帰って「勝ちのイメージ」を持つのにも最適だと思います。
モーターの交換時期は4月
鳴門競艇場では、モーターの交換を4月に行っています。
どのモーターを使うかは抽選になりますが、モーターの性能がレースの結果に大きく影響を与えるのは間違いないので、どの選手がいいモーターを引いたかをチェックする事は、予想の的中率を上げるための重要なポイントです。
しかし、モーターの性能差が顕著に現れてくるのはモーター交換から3ヶ月目以降になるので、それまでは展示競走やその他の戦績データーを見ながら予想を組み立てていきましょう。
- 使用開始から最低3ヶ月は経っていて、且つB級レーサーが使っていて活躍しているは良いモーター
- A1級レーサーが使っていても活躍できていないなら悪いモーター
と言う感じで、モーターの良し悪しを判断していきましょう。
徳島支部の注目選手
出典:http://www.n14.jp/
徳島支部の中で注目したい選手は、ベテランの林美憲選手です。
2020年のデータを見てみると、1月は勝率が7.68で31走して1着が12本、6着無しという積極的なレース展開が目立ちました。
4月に入ると、戸田G2で優出、津マスターズチャンピオンでは6度の舟券絡みと調子が上がってきています。
序盤にまくり勝ちを決められればこの勢いは止まらないでしょう。
データで見る鳴門競艇場
鳴門競艇場の着率データを見てみると、1コースの1着率が52%でこれは全国平均から見ても低い方に入ります。
逆に3コースの1着率は14.5%、4コースの1着率は6%後半となっていて、他の競艇場と比べても高い着率データを出しています。
やはりこれは、海水による干満差と特殊なコース設計に影響を受けているからでしょう。
その辺りを上手く予想に絡められれば、的中率アップ&回収率アップも可能です。
鳴門競艇場のライブ・リプレイ情報
海水を使用した水面での干満差やコース設計により必ずしもインが有利とはならない鳴門競艇場。
鳴門競艇場の公式サイトでは、本レースのリプレイ動画や過去レースの動画も実況付き放送で見ることができます。公式サイトでライブ動画を確認して、今後のレースの予想的中に役立ててみてはいかがでしょうか。
もちろん、レースの日程やオッズ、選手達の出走表情報・スケジュールも掲載されています。
鳴門競艇場の施設情報
鳴門競艇場は、1階が多目的フロア、2階が管理フロア、3階が一般席、4階がロイヤルシート特別席となっています。
1階のフードコートでは、うどん、ラーメン、丼などが350円~700円で楽しめます。
また、場内では無料のWi-Fiが利用できるので、スマホで予想情報を見るのにも便利ですね。
アクセス
◆鳴門競艇場
徳島県鳴門市撫養町大桑島字濘岩浜48-1
鳴門競艇場は、近くに最寄りの駅が無いため無料送迎バスがありますが、現在は新型コロナウイルス感染症対策のため、一部路線を除き引き続き運休となっています。
出走表無料プリントサービス
鳴門競艇場のファンサービスの一つとして行われている「出走表無料プリントサービス」ですが、ローソンでのボートレース鳴門出走表設置が2020年3月をもって廃止となっています。
現在は、コンビニプリントサービスの「eプリントサービス」を利用すれば出走表を無料でプリントアウトできるので、鳴門競艇場で予想する際は、最寄りのコンビニのプリントサービスを利用しましょう。
鳴門競艇場で舟券を買うときのポイント
鳴門競艇場では、海水面の干満差や他の競艇場には無いコースレイアウトなどの要因により、競艇一般に言われるインコース有利のセオリーが通用しません。
鳴門競艇場の公式サイトで潮見表を見ることができるので、それを見て自分が投票するレース時の潮の満ち引きを確認しましょう。
満潮ならイン有利、干潮ならコースを問わずまくりや差しなどの攻めが決まりやすいので、思い切って高配当を狙っていくのもありだと思います。
鳴門競艇場で舟券を買うなら、競艇一般のセオリーに縛られないのが予想的中のコツです。