競艇界に存在する暗黙のルール

競艇界に存在する暗黙のルールを解説!書面にはないこんなルールがあったんです…!

競艇界には暗黙のルールが存在する

競艇界には、書面で記されているルールとは別に「暗黙のルール」というものが存在します。

選手道なんかとも言われますが、これは明確に定義されているものではありません。

そのため、暗黙のルールと聞いてなんとなくこんなことかなぁ?と想像はできると思いますが、ちゃんとした内容を知っている人は少ないのではないでしょうか。

わかりやすく言うと、競艇の暗黙のルールとは基本的にボートレースにおいての倫理や道徳のような部分です。

では一体どんなことが暗黙のルールとして決まっているのでしょうか。

 

競艇の4つの暗黙のルールとは

競艇界における暗黙のルールは4つあるので、さっそく1つずつ見ていきましょう。

 

①6コースから前づけをする場合、回り直しはしないようにする

この暗黙のルールはどういうことなのでしょうか。

そもそも前づけとは、インコース艇に新人選手が乗っている場合に、アウトコースにいるベテランレーサーなどが枠番以外のコースを主張して、内側に入ろうとコースを取り合うことをいいます。

 

舟川船一郎舟川船一郎

前づけは、基本的にA級の選手とB級の選手が混ざっているときによく見かけるっす!!

 

この前づけは、選手たちがピットを離れたあと待機行動という時間に入ったときに起こるのですが、ここで六号艇が前付けを行う場合はその後に回り直しは控えるという暗黙のルールが存在するんです。

そもそも競艇界は上下関係が厳しいことで有名。

そのため、若手の後輩選手よりも先輩選手が前づけでインコースを取るのは理解できますが、逆に若手選手がA1級の選手に前付けすることは、上下関係を無視したということで暗黙のルールを破ったことになるんです。

 

もちろん競艇のルールとしてはそれがNGといったことはありません

ただ、上下関係がある中で若手がそういったことをするのはどうなんだ?という理由で、これは暗黙のルールとなっています。

 

②先輩レーサーにはレース後挨拶に行く

レースに直接深い関係はありませんが、上下関係がしっかりとしている競艇界では挨拶は絶対のよう。

レースが終わった後にピットまで戻った選手は、ボートから降りると先輩選手に挨拶をします。

また、勝利した際に受けるインタビューのときは、嬉しそうにはしゃがないというのも暗黙のルールとしてあるのだとか。

例えば先輩レーサーが5着や6着で、若手選手が1着を取った場合などは特にです。

インタビューで喜びをダイレクトに表してしまうと、他の選手からしたら良い気はしませんよね。

先輩選手に敬意を払うという意味での、暗黙のルールとなっています。

 

③新人や若手選手は6コース進入をする

競艇(ボートレース)界での暗黙のルールとして1番有名なのがこちら。

そもそもこの暗黙のルールは、新人選手たちがレースを安全に行い徐々に慣れていくことを目的としているので、いたって新人選手への嫌がらせでしているわけではないことをご周知ください。

 

では6コース進入をするというのがどういうことかというと、新人選手はほとんどレース経験がない状態ですよね。

そのため、まだあまり技術が整っていないことから大外の6コース進入が基本となります。

新人選手でも出走表では4や5号艇になる可能性もありますが、レースに慣れていない選手がそのまま4コースや5コースからスタートしてしまうと、両サイドから他の艇に挟まれる感じになるので、事故に繋がりやすいんだそうです。

そういったことを考慮して、基本的に新人選手は待機行動中に6コースへと進入するようになっています。

 

④新人や若手選手は高度なテクニックを使わない

競艇で使われる技の中に、しぼるツケマイといった高度なテクニックを要する技があります。

しぼるとは、外側にいる艇が第1ターンマークでまくりを決めたいときに、スタートしてから割と早めにコース内側に絞って行く場合によく使われる技。

ツケマイとは、以下の動画を見るとわかるように旋回での技になります。

ターンマークを他の艇と接戦の状態で旋回する場合に、内側の艇にピチっとくっつくようにして全速ターンで外側から抜いていくという技です。

 

 

これらの技はスピードがある状態で艇と艇の接触が起きる技であり、どちらも高度なテクニックが必要となるため、新人選手は一般的に使わないというのが暗黙のルールとなっています。

調子に乗ってしぼりやツケマイを行うことで、大事故に繋がる可能性が高いんですよ。

 

舟川船一郎舟川船一郎

ボートのスピードはかなり速いので、新人のうちはできるだけこの暗黙のルールを守ってほしいっすね…!

 

意外と知らなかった暗黙のルール

書面に公式ルールとして記載があるもの以外に、こういった暗黙のルールがあるなんて驚きですね。

もしかしたら知らないだけで、競艇界まだ他にも暗黙のルールが存在するかもしれません。

暗黙のルールは絶対に守らなければならない、守らないと罰則になってしまう、といったことではありませんが、選手たちの間にこのような暗黙のルールがあることで、レースの見方も変わりますよね。

ぜひそういった点にも注目して、競艇の予想を楽しんでみてくださいね!

 

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