競艇選手になるための条件

競艇選手になるにはどうしたらいい?条件や給料、向いている人の特徴とは?

競艇選手になるにはどうしたらいいの?

ここ近年ボートレースのCMが注目されていることもあり、競艇の需要がかなり増えています。

そのことから、競艇は「おじさんの娯楽」というイメージから「若者も楽しむ娯楽」へと変わってきているんです。

また競艇界にはイケメンや美女と呼ばれる競艇選手も増えており、そういった選手たちを目的に競艇場へ足を運ぶ人も多いのだとか。

中には、自分も競艇選手(ボートレーサー)になりたいと夢を抱く人もいるでしょう。

そこで今回は、そんな競艇選手になるにはどうしたらいいのか、なるための条件などを徹底解説していきます。

 

 

競艇選手になるための条件

まずは競艇選手(ボートレーサー)になるための大事な条件をチェックしておきましょう。

 

ボートレーサー養成所(旧やまと学校)に入所する

競艇選手になるためには、誰もが避けては通れない「日本唯一のボートレーサー養成機関」であるボートレーサー養成所(旧やまと学校)に入所する必要があります。

今競艇界で活躍している有名選手たちも、かつてはここで厳しい訓練を受けてきました。

ボートレーサー養成所へ入所するために年2回の受験が行われており、その倍率はなんと20倍以上

かなり厳しい門であることには間違いないでしょう。

 

舟川船一郎舟川船一郎

倍率はかなり高いが、応募資格に合致したら未経験から1年で、プロアスリートとしてデビューするチャンスがあるっすよ!!

 

試験内容

■第1次試験

「学科試験」「体力試験」

■第2次試験(1次試験合格者・スポーツ推薦者)

「身長・体重測定、適性試験」「体力試験」

■第3次試験(2次試験合格者)

「面接、身体検査、適性検査」

 

応募期間

第132期と第133期の応募期間は以下のとおりです。

・2021年7月1日(木)~9月10日(金)

・2022年1月4日(火)~3月11日(金)

 

応募資格

年齢:15歳以上30歳未満

(第132期 1992年4月2日~2007年4月1日生まれ)

( 第133期 1992年10月2日~2007年4月1日生まれ)

学歴:入所日において中学校を卒業していること

身長:175cm以下

体重:男子 49kg以上57kg以下、女子 44kg以上52kg以下

視力:両眼とも裸眼で0.8以上(コンタクト・フェイキックIOLは不可)

弁色力:強度の色弱でない

聴力その他の健康状態:選手養成訓練を行うのに支障のない者

その他:選手養成訓練中に成績不良又は素行不良により養成を取りやめられた者など

 

詳しくはこちらのページでご確認ください!

 

ボートレーサー養成所で技術や知識を学ぶ

ボートレーサー養成所に入所したら、そこで競艇に関する知識や技術をしっかり学ばなくてはなりません。

入所はスタートにすぎないため、ボートの操縦エンジンなどの整備技術競艇知識礼儀節度などを1年かけて身につけていきます。

 

ボートレーサー養成所の項目

出典:http://www.boatrace.jp

 

養成所に入所する際にモーターボートの経験がないと入れないのかと思われがちですが、そんなことはありません。

入所する人は10代前半~後半の方が多く、若い頃からモーターボートを操縦しているという人の方が断然少ないため、経験の有無は問われないそうです。

 

ボートレーサー養成所では、男性は丸刈り、女性はショートカットが基本。

学費に関しては、以前まで食費や養成費の一部として10万円/月かかっていましたが、2017年から無償化されています。

 

ボートレーサー養成所の学費無償化

出典:https://www.boatrace.jp

 

競艇選手資格検定に合格する

競艇選手(ボートレーサー)は国家資格であることをご存じですか?

そのため、資格を取るためには試験に合格する必要があるんです。

ですがボートレーサー養成所に在籍している生徒であれば、合格率はほぼ100%となっています。

そのため、ボートレーサー養成所のカリキュラムをしっかりと受けていれば、確実にレーサーへと近づけますよ!

 

 

競艇選手の給料について

競艇選手を目指すうえで気になるのが給料ではないでしょうか。

かなりのお金を稼ぐには超一流レーサーにならないと無理なのではないか、と思う人もいるでしょう。

ここからは競艇選手の収入について説明していきます。

 

競艇選手の収入の仕組み

競艇選手は成績によってクラスが分かれており、上からA1、A2、B1、B2となっています。

 

ボートレーサーのランク

出典:https://www.boatrace.jp

 

上の画像を見るとわかりますが、A1クラスになるには2連対率30%以上3連対率40%以上で勝率上位の者、そして事故率が0.70以下最低出走回数が90回以上でないといけません。

また、クラスが上がれば上がるほどグレードの高いレースに出場でき、必然とレースの出場回数も多くなるため年収も高くなるようです。

全レーサーの平均年収は約1,600万円程度(2019年時点)。

ランク別で見てみると、A1ランクが平均年収約3,000万円、A2ランクが約1,800万円、B1ランクが約1,100万円、B2ランクが約500万円といわれています。

 

賞金額などについてはこちらの記事で詳しく記載しているので、ぜひチェックしてみてください。

競艇の優勝賞金ってどのくらい? 選手がもらっている年収・給料を検証!

 

競艇選手に向いている人とは?

競艇選手の給料についてわかったところで、次はどういった人が競艇選手に向いており活躍できるのかを見ていきましょう。

 

小柄で運動能力が高い

競艇はボートの浮力がとても重要なため体重が軽い方がスピードが速くなり、それと同時にボートの操作もしやすくターンが優位になります。

前述にもあったように、競艇選手になるためには応募資格が厳しく、身長は175cm以下、体重は男子 49kg以上57kg以下、女子 44kg以上52kg以下となっているため、小柄である方が良いとされているんです。

 

またボート上でバランスを取りつつ上手く操作もしなくてはいけないため、運動能力も必須となってきます。

 

臨機応変に対応できる

競艇はその日の天候に大きく左右されます。

波や風の状況を瞬時に掴み判断してレースに挑まなくてはいけません。

また、ボートやマシンの状態、レースに参加する他レーサーの特徴などについても分析する必要があります。

そのため、競艇選手はレース展開だけではなく分析力対応力、そして瞬時に物事を判断できる能力も大事なんです。

 

日々努力ができる

競艇選手になるには、まずボートレーサー養成所で厳しい訓練を受けます。

そこでの訓練や日々の努力の積み重ねで、トップレーサー級の選手になれるかが決まってくるでしょう。

養成所では進級試験があるのでしっかりと勉強しなくてはいけませんし、班別試験では得点率が20%未満だと退学となってしまいます。

また養成所では訓練生同士でレースを行うのですが、その際に勝率が低かったり事故率が高かったりする場合も退学になってしまうため、油断せずに地道に努力することが大切です。

 

活躍できる競艇選手を目指そう!

競艇選手になるための条件や特徴などは押さえられましたか?

試験は誰でも受けることができるため、向いている人の特徴や条件に合う人はぜひチャレンジしてみてください。

日々の努力を惜しまずにすることができれば、将来トップレーサーになれるかもしれませんよ!

 

 

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