尼崎競艇場の基本情報
尼崎競艇は、兵庫県尼崎市にある競艇場となっています。阪神電鉄本線にある、尼崎センタープール前駅から専用スロープを使用したら徒歩3分ぐらいに位置する競艇場で無料バスも運行しています。無料バスは「JR立花駅」と「阪急塚口」から無料バスが運行しています。駅名になっている「尼崎センタープール前」という駅名は、競艇場の名前のことで駅近くにプールがあるわけではありません。
元々、土地改良の為に作られた人工池でした。埋め立てをする話もあがっていましたが、埋め立てはせず、競艇場として1955年に競艇場としてオープンしました。
住之江競艇場に近い場所に位置する競艇場なので、開催日が被らないよう配慮された開催日程となっております。
タコの代わりにこんにゃくと桜エビを入れた多幸焼や、おでん、焼きそば等々コスパの良い食事処が多数あり、野外には大きなイベント会場が設置されています。
尼崎競艇の主な特徴
基本情報の方で少し触れましたが、人工池となっており水質は淡水です。水面は硬すぎず、癖の少ない水面となっております。
プールが広いので、1コースから多少膨らんだ形でも1マークに進入できるので、基本的にはイン有利となっていますが、全速ターンで膨らんだところを後続の選手が差し、波乱が起きることも度々見られます。
尼崎競艇の水面情報
多摩川競艇場と並び、静水面で知られる尼崎競艇場。水質は淡水で技が決まりやすいので、スピーディーかつダイナミックなレースになることが多く見られる。
向かい風が吹くことが多いことも、尼崎競艇場のインが強いことを後押しする条件となっている。また、低気圧が近づいたり、雨天の際には基本的にアウト勢に有利な追い風に変化する。しかし、追い風、向かい風問わず、風速5m以下の風であればレース展開に大きく影響はしない。6m以上となってくると、レース展開に大きく影響してくるようだ。
向かい風の場合、スロー勢の立ち上がりが鈍くなることに伴い、捲りが決まりやすくなる。
追い風の場合、1マークで握った際に強風にあおられる影響で差しが決まりやすくなる(特に2コース)
近年の尼崎競艇場はインの勝率が50%を超えるインの強い競艇場となっている。その要因として考えられるのが、
・１コース,2コースが直線であること
・出力低減モーターへの変更
・プロペラ制度の変化により機力差が縮まったこと
などがあげられる。
しかしインが強い競艇場といっても、ある程度パワーのあるモーターや実力の伴う選手でないと逃げ切ることは難しい。対岸の広い1マークは、センター勢やアウト勢も思い切ったターンができるので、全速捲りや全速差しが決まるレースも度々見られる。データ上ではインが強い競艇場であることに変わりはないが、バラエティに富んだ決まり手が生まれることから、ダイナミックなレースになることの多い競艇場となっています。
尼崎競艇のコース別勝率について
画像は「2019/5/1〜2019/7/31」までのデータから算出したコース別成績となっております。1コースの勝率を見ていただければ分かる通り、インコースが強い傾向が顕著に現れています。
しかし、風が強い際にはインコースの成績が落ちる傾向があり、追い風6m以上でのインの1着率は46.1%と激減しています。
ただし、強風や強雨などのケースにおいても3連対率は80%を上回っているので、コンディションの悪い日はインの選手を2着,3着に固定した舟券を購入するのが良いでしょう。
インコースからでもスピードを乗せて1マークをターンできるので、実力のある選手が1コースに入った時の勝利が高く、優先戦になると1コースの勝率は、79.4%にまで上がります。
また、6コース以外は枠なりでの進入を選ぶことが多く、3対3のスタートからスロー勢の3枠が先行するケースが多いです。
モーターについて
尼崎競艇場のモーター交換時期は4月。
その為、使用回数の少ない4月〜6月頃までは「モーター勝率」の良いモーターが「高性能モーター」とは限らない。逆に、「モーター勝率」の低いモーターでも、実は「高性能モーター」であることもあるので、この時期には展示を良く見て、伸び/出足/乗りやすさが良さそうだった選手から舟券を購入することで、思わぬ高配当を的中させられるでしょう。
まとめ
尼崎競艇場の傾向をまとめてみました！基本的にはインから舟券を購入するのが良いかと思いますが、強風や強雨の際にはインの選手を2着または3着に固定した買い方で、穴目の舟券を購入してみるのが面白いかと思います！
本記事の内容を元に、中穴〜穴配当を狙ってみてはいかがでしょうか？
