尼崎競艇場(ボートレース尼崎)の予想のコツ
全国屈指の静水面として知られる尼崎競艇場。
尼崎競艇場(ボートレース尼崎)といえば、長年センターコース(3,4コース)が強い競艇場という印象がありますが、近年ではインが強い傾向に…?
そんな尼崎競艇場における予想のポイントは大きく分けて4つ。
・イン逃げが決まりやすい
・比較的穏やかな静水面
・全国で唯一ターンマークの振りがない
・年間を通して向かい風が吹く
これらのポイントがどのように作用してくるのか、尼崎競艇場の特徴について詳しく見ていきましょう。
尼崎競艇場のコース特徴
尼崎競艇場は兵庫県尼崎市にある競艇場で、別名「センタープール」とも呼ばれています。
この別名の由来は、建設当時の尼崎市長が「ここをみんなのセンターに」というような発展の意味を込めて名付けたそうなのですが、一方でセンター(3、4コース)が強い競艇場ということからファンが呼んでいた愛称が広まったのでは?という説が定着してしまうほど以前はセンター有利の競艇場でした。
そんな尼崎競艇場ですが、元のコースレイアウトに加えて近年の出力低減モーターの導入や、プロペラ制度の変更で1コース1着率が50%を超える、イン優勢の水面へと変わってきています。
水面の特性は「淡水」
尼崎競艇場は土地改良のために作られた人工池(プール)であり、水質は淡水。
クセが少ない全国屈指の静水面と言われており、スピード勝負かつ多彩な技が繰り広げられるダイナミックなレース展開になることも多いです。
ただ、選手によっては硬い水質のため乗りにくいとの声もあるので、公式サイトの選手コメントもチェックしておきたいです。
第1ターンマークホーム側が全国一広い
出典:https://www.boatrace-amagasaki.jp/modules/datafile/?page=index_suimen
尼崎競艇場の水面図を見ると、1マーク2マークが1直線に繋がっていて、ターンマークの振りがありません。
この直線的な水面レイアウトは全国24場の中で、尼崎競艇場のみでこれが最大の特徴でもあります。
1マークと2マークが直線的に並んでいると、1コースの艇は真っ直ぐに加速してそのまま逃げ切りやすくなるのでイン有利の構造と言えます。
また、ターンマークの振りがないことから、1マークホーム側が全国1の広さとなっています。
そのため艇同士の間隔が広くなり、お互いにぶつかり合う心配が少ないことで「差し」「まくり差し」が決まりやすくなります。

向かい風が多い
全国屈指の静水面といわれる尼崎競艇場ですが、注意したいのが「強風」です。
尼崎競艇場では1年を通して向かい風が吹いており、特に夏は「甲子園の浜風」、冬は「六甲おろし」と呼ばれる強風によってレースが荒れることがあります。
強風の影響を見極めるポイントは風速。
風速2〜4mまではイン優勢は崩れませんが、風速5m以上の向かい風のときには1、2コースがスタートで出遅れやすくなるので3、4コースのまくりや、5、6コースのまくり差しが決まりやすくなります。
風速5m以上かつ、センターやアウトコースに足回りの良い艇がいる時は要チェックです。
モーターの交換は4月
尼崎競艇場のモーターの交換時期は4月頃です。
モーターを交換したばかりの時期はモーターのデータが当てになりません。
データが安定してくるまでに2〜3ヶ月はかかるので、それまでは周回展示を見てモーターの性能をチェックしましょう。
尼崎競艇場のデータは?
ここからは尼崎競艇場の公式データを見ていきます。
コース別入着率・決まり手
出典:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/stadium?jcd=13
コース別入着率を見ると、1コース1着率が60.6%と全国的に見てもトップクラスのイン優勢コースであることが分かります。
枠番別コース取得率
出典:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/stadium?jcd=13
基本的には枠なり進入と考えておいてよさそうです。
兵庫支部の注目選手(レーサー)
ここからは尼崎競艇場をホームとする兵庫支部の注目選手をご紹介していきます。
稲田浩二選手
出典:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/stadium?jcd=13
稲田浩二選手は「イナダッシュ」と呼ばれる、助走をたっぷり取るスタートダッシュで有名なA1級レーサーです。
主に一般競走で活躍を広げている稲田選手、勝率は7.24とかなりの確率で舟券に絡んできます。
基本的に枠なり進入ですが、1号艇以外の場合にあえてアウトコースを狙う場合もあるので、稲田選手の出走するレースでは進入隊形の乱れも要注意。
グレードの高いレースではまだ活躍の少ない選手ですが、一般競争では着実に優勝を積み重ねているので今後の活躍に期待したいです。
吉川元浩選手
出典:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/stadium?jcd=13
吉川元浩選手はSG競走で4回の優勝歴を残しているトップクラスのA1級レーサーです。
24歳でデビューという遅咲きの競艇選手ですが、そのハンデを埋めるために凄まじい努力をしています。
SG初優勝は2007年12月。デビューから11年と、途方もない苦難を乗り越えて勝ち取りました。
それからまた10年以上が経過した2019年にはなんと2度のSG優勝を果たし、2020年には4度目のSG優勝と今まさに急激に勢いを伸ばしている選手です。
2020年の獲得賞金ランキングでは峰竜太選手、寺田祥選手、毒島誠選手に次ぐ4位!2021年の活躍も大注目です。
ライブ中継やリプレイを見られるサイト
尼崎競艇場(ボートレース尼崎)で行われるレースは公式サイトのライブ放送で見ることが可能です。
尼崎競艇場でレースを観戦したい!
ここからは実際に尼崎競艇場を訪れてレース観戦する際の、アクセス方法などについて記載していきます。
アクセス
電車で行く際は、阪神「尼崎センタープール前駅」から徒歩3分、JR「立花駅」から無料バスで約10分、阪急「塚口駅」から無料バスで約20分で到着します。
車で行く際は、公設のコインパーキングがあるのでそちらを利用するといいでしょう。詳細は公式ページを確認してみてください。
施設案内
住所:〒660-0082 兵庫県尼崎市水明町199-1
電話:06-6419-3181
開門時間:10時〜16時30分 ※グレードレース開催時は開門時間が早くなる場合があります。
入場料:100円
センプルカップ(G1)2021年の開催は?
センプルカップとは、尼崎競艇場の開設を記念して年に1度開催されるG1競争です。
2021年は1月12日〜17日に開催され、滋賀支部の丸野一樹選手が優勝を飾り賞金1000万円を獲得!
2022年は是非兵庫支部の選手にも活躍して頂きたいですね。
尼崎競艇場での勝率を上げよう
尼崎競艇場(ボートレース尼崎)の勝率アップのための予想ポイントは、抑えられたでしょうか。
最後にもう一度尼崎競艇場を攻略するための特徴をおさらいしましょう。
・基本的にはイン優勢
・風速5m以上の向かい風ではセンターが有利に
・淡水の静水面であるが、水質が硬く乗りづらい選手もいる
尼崎競艇場ではセンタープールという名前に惑わされすぎず、あくまでもインを中心に舟券を組むことが勝率アップに繋がります。そしてあえて穴を狙いたいという方は、強風の日を狙ってみるのがオススメです。

尼崎競艇場の近くにある「和海」っていうラーメン屋が気になるっす…塩ラーメンとミックスチャーシュー…
逆に「まくり」は決まりにくくて、まくりが決まってもインが残りやすくなってるっす