ボートレース徳山(徳山競艇場)をチェック
ボートレース徳山は海水を使用した競艇場のため、淡水を使った競艇場にはない予想の難しさがあります。それは1日のうちで水面の高さが変わるという点です。
これは潮の満ち引きにより干満差ができて、1日の中で水面の高さが3メートル以上変わることも。これによりレーススタート時に大時計が微妙に見づらくなりスタートのタイミングを掴み損なう選手も出てきます。
徳山競艇場では年間を通じて追い風が吹いているのでインコースが有利だと言われていますが、追い風が強すぎるとその定石も崩れ予想外の熱い勝負になるかもしれません。
潮目と風向きもちゃんと組み込めた予想がボートレース徳山での勝率&回収率アップの鍵となります。
ボートレース徳山のコースの特徴
徳山競艇場は山口県周南市にあり、正式名称は「周南市徳山モーターボート競走場」と言います。通称は「BOAT RACE 徳山(ボートレースとくやま)」で、こちらの方がおなじみかもしれませんね。
徳山競艇場は瀬戸内海に面していて、競争水面は海水になります。また、第1ターンマーク側に太華山(標高362メートル)があり冬場は西風を防いでいるので、年間を通して追い風(南東の風)のレース展開が多くなっています。
また、風の影響を受けやすい徳山競艇場では大村競艇場に続いてインコースの勝率が高いことでも有名で、全国屈指のイン水面と言えるでしょう。
出典:https://www.boatrace-tokuyama.jp/
水面は「海水」
徳山競艇場の水面は瀬戸内海の海水を利用しているため、水質は海水になります。海水は淡水に比べて柔らかく浮力があるので、標準体重より重い選手であっても淡水の水面ほどレースへの影響は大きくありません。
また、海水を使用してるということで水面は潮の満ち引きの影響を受け、1日の間でその干満差は最大で3.5メートルにもなります。徳山競艇場は、24ある全国の他の競艇場と比べてもこの推移の差が非常に大きくなっています。
インコースが有利
徳山競艇場は、第1ターンマークの幅がスタートラインより15メート狭くなっていて、インコースが周回しにく感じがしますが、実は大村競艇場に次ぐイン1着率を誇っています。特に1コースの1着率は60%を超え、これは全国平均の55%と比べてみてもかなり高い数字です。また、2コース、3コースの3連対率も全国上位の数値が出ているので、やはり徳山競艇場では、インコースが有利というのは間違いないでしょう。
このインコース有利の要因、それは向かい風でのレースが少なく追い風でのレース展開が多いということに起因します。
その他には、モーニングレース(グッドモーニング徳山)開催による企画番組(1号艇にA級選手を配置、A級選手を軸に侵入固定など)が行われていることも、インコース有利になる条件として付け加えておきます。
出典:https://www.boatrace-tokuyama.jp/
うねりが出ると差しが決まる?
海水を使用している徳山競技場では、潮の干満差によって1日の間で水面の高さが3メートル以上変わったりします。この干満差のせいで、大潮での高潮時に限っては第1ターンマーク側から海水が流れ込み、うねりが発生します。
このうねりが発生するとまくりが流れやすくなってしまい、結果差しが決まりやすくなるレース展開になる傾向があります。
まくりが決まりにくい傾向
潮が満ちてくると水面が上昇し安定しなくなってくるので、全速ターンが難しくなってきます。たとえ3-6コースがまくりを狙ったとしても、ターンが流れてしまい、まくりが失敗しやすくなってしまうのです。
ボートレース徳山の公式サイトでは「潮見表」のデータを見ることができるので、レース予想の参考にしてみてください。
モーターは5月に交換
全国に24ある競艇場では、年に1回モーターが総入れ替えされます。
ボートレース徳山で直近に行われたモーターの入れ替えは、2020年5月9日でした。
交換された時点では、入れ替えられた全てのモーターにおいて10走以上使われていないま新しい状態でした。
データでボートレース徳山を読む
それでは、徳山競技場が公式に発表している各データを見ていきましょう。
・最近3ヶ月のコース別入着率&決まり手
・最近3ヶ月の枠番別コース取得率
・季節別のボートレース場データ
になりますので、徳山競技場で勝率&回収率をアップするための参考にしてみてください。
出典:https://www.boatrace-tokuyama.jp/
出典:https://www.boatrace-tokuyama.jp/
出典:https://www.boatrace-tokuyama.jp/
ボートレース徳山に強い選手は?
ボートレース徳山は海水を利用した水面のため、干満差による水位の変化が1日で3メートル以上出る場合もあります。また、追い風が強くなるとうねりが発生にレース展開に大きく影響を与えることも。
そんなレース展開を安定してこなすには、やはりボートレース徳山を主戦場とする地元の選手が有利でしょう。勝率から判断すると、ボートレース徳山に強い選手は、ズバリ「岡本慎治選手」
現在A2クラスの成績の岡本選手ですが、SG優勝戦にも出場経験がある実力派の競艇選手です。
出典:https://www.boatrace-tokuyama.jp/
ボートレース児島の公式YouTubeチャンネルでアップされている岡本慎治選手のインタビューがこちらです。
ボートレース徳山のライブ・リプレイ情報
海水を使用した水面で干満差により1日の間で水位が変化、そして1年を通じて追い風のレース展開が多いボートレース徳山。
徳山競艇場の公式サイトでは、本レースのリプレイ動画や過去レースの動画も実況付き放送で見ることができます。公式サイトでライブ動画を確認して、今後のレースの予想的中に役立ててみてはいかがでしょうか。
もちろん、レースの日程やオッズ、選手達の出走表情報・スケジュール等もしっかり解説されています。
出典:https://www.boatrace-tokuyama.jp/
ボートレース徳山で観戦する
ボートレース徳山では、最寄りの駅から無料のタクシーや無料の送迎バスが用意されています。
アクセス
ボートレース徳山
◆山口県周南市栗屋1033
◆開門時間:8:15(モーニング開催時)
◆駐車場:約2000台(無料)
JR徳山駅(みなと口)、JR櫛ヶ浜駅(駅前)、JR下松駅(南口)から、それぞれ片道(往路)無料のタクシーが5~20分間隔で運行されていますので、そちらを利用すると便利です。
運行時間は8:00~12:00の間となっています。
また、12レース終了後は片道(復路)無料バス(JR櫛ヶ浜経由でJR徳山駅行きとJR下松駅行き)が運行されています。
施設情報
徳山競艇には、スタンドの対岸に大きなスクリーンがありません。全国に24ある競艇場の中で大型スクリーンを設置していない会場は、徳山競艇場と江戸川競艇場の2つです。
イベントなどが行われる場合は、東スタンドがメインで使われます。
出典:https://www.boatrace-tokuyama.jp/
ちなみに徳山競艇場の中には食事ができるところがありますが、他の競艇場のように「徳山競艇場のボート飯はこれ!」のような目立った食べ物はありません。強いてあげるなら肉うどんでしょうか。
ボートレース徳山で予想を当てる!
年間を通して追い風が吹く徳山競艇場で予想を的中させるには、インコースの挺を狙っていきましょう。追い風のレースでアウトコースの挺がまくりを狙っても、ターンが流れてしまいまくりが失敗する確率が高いです。
水面が海水のため、満潮時と干潮時では水位の上昇差で大時計の見え方が微妙に異なり、スタートのタイミングが合わせづらいという声が多くの選手から言われています。
・満潮時:水面が高くなって不安定になるため全速ターンが難しくなる。
・干潮時:水面が穏やかになって全速ターンで攻める展開になる。
水面の差によってスタートのタイミングが変わってくるので、徳山競艇場のコースをよく知る選手がインコースにいた場合は、積極的に絡めていきましょう。
さらに潮目や風向きも分析して意識できれば最小限の投資で的中率アップ、高配当舟券も夢ではないかも。