競艇選手無冠の帝王こと白井英治選手

【ボートレース/競艇選手】白井英治は無冠の帝王!?レース成績や特徴、師匠と弟子の固い絆を全公開!

無冠の帝王「白井英治」とは

白井選手は、1977年のデビュー後間もなくA1級に昇格し、SG線でも幾度となく優出しましたがなかなか優勝できず、いつしか「無冠の帝王」と呼ばれるようになってしまいました。

しかし、デビューから17年目にしてSG戦で初優勝し、「無冠の帝王」の汚名を見事返上。

現在は、師匠譲りの鋭角なターンを得意とし「関門のホワイトシャーク」と呼ばれています。

 

白井英治選手の基本情報

競艇の白井英治選手の画像

出典:https://boatrace.jp/

 

  • 名前:白井英治
  • 生年月日:1976年10月15日
  • 出身地:山口県
  • 階級:A1級
  • 支部:山口
  • 登録期:80期
  • 登録番号:3897
  • 身長:173cm
  • 体重:55kg

小学生の頃、父親に競艇場に連れて行かれた影響で競艇選手になることを決めた白井選手。

高校卒業後に本栖研修所を受験するも、学科や血圧、身長などの原因で4度も不合格になりました。

しかし5度目の受験で合格。

1997年に下関競艇場でデビューし、同年6月13日の宮島競艇場で初勝利を飾りました。

香川素子選手、平田忠則選手、鎌田義選手などが同期にいます。

ちなみに白井選手の趣味は麻雀で、角界の著名人を集めた大会「麻雀トライアスロン雀豪決定戦(日本プロ麻雀連盟主催)」にも参加するほどの麻雀愛好家です。

 

これまでのレース成績まとめ

2012年度に年間最高勝率(8.32)をマークし、名実共にトップレーサーとなった白井英治選手。

2019年に創設されたゴールデンレーサー賞の受賞第1号の選手でもあります。

1998年前期にB1級、1998年後期にはA1級に初昇格していて、2000年前期から現在までA1級を維持している白井選手。

白井選手がこれまでどんなレースでどれぐらい勝ってきたのか、ここでその戦績を振り返ってみましょう。

 

SG優勝歴

白井選手は、これまでSG戦で2回優勝しています。

  • 2014年 8月31日 第60回ボートレースメモリアル(MB記念)(若松競艇場)
  • 2018年 6月24日 第28回グランドチャンピオン(徳山競艇場)

勝率:8.02

1着率:21.4%

2連対率:42.6%

3連対率:61.7%

 

G1優勝歴

そしてG1戦では実に12回の優勝戦績を誇っている白井選手。

  • 2003年 10月 7日 G1トーキョー・ベイ・カップ開設49周年記念競走(平和島競艇場)
  • 2006年 5月18日 G1宮島モーターボート大賞(宮島競艇場)
  • 2007年 6月12日 G1オールジャパン竹島特別開設52周年記念競走(蒲郡競艇場)
  • 2008年 2月 5日 G1第51回中国地区選手権競走(宮島競艇場)
  • 2008年 8月 5日 G1徳山クラウン争奪戦 開設55周年記念競走(徳山競艇場)
  • 2011年 7月 5日 東日本大震災被災地支援競走G1浜名湖賞58周年記念(浜名湖競艇場)
  • 2012年 4月17日 G1 開設60周年記念 海の王者決定戦(大村競艇場)
  • 2014年 2月16日 G1中国地区選手権(下関競艇場)
  • 2015年 2月13日 G1第58回中国地区選手権競走(児島競艇場)
  • 2017年 10月 1日 開設63周年記念G1競帝王決定戦(下関競艇場)
  • 2019年 3月31日 G1 開設66周年記念 海の王者決定戦(大村競艇場)
  • 2020年 3月 1日 下関 G1 開設65周年記念G1競帝王決定戦(下関競艇場)

勝率:7.24

1着率:26.3%

2連対率:47.2%

3連対率:64.8%

 

G2優勝歴

G2戦での優勝回数は2回です。

  • 2014年 12月14日 G2モーターボート大賞(芦屋競艇場)
  • 2016年 3月31日 G2唐津モーターボート大賞(唐津競艇場)

勝率:8.18

1着率:38.6%

2連対率:60.5%

3連対率:72.8%

 

G3優勝歴

G3では優勝回数9回の白井選手。

  • 2001年 3月11日 ’01新鋭リーグ戦競走 第1戦(徳山競艇場)
  • 2001年 6月 3日 G3UCCカップ2001(尼崎競艇場)
  • 2003年 8月26日 G3’03新鋭リーグ第14戦 カモンエフエムカップ(下関競艇場)
  • 2005年 8月 7日 G3第18回キリンカップ(平和島競艇場)
  • 2009年 3月 8日 第21回INAX杯争奪G3とこなめ大賞(常滑競艇場)
  • 2013年 4月24日 G3第12回シモデンカップ(児島競艇場)
  • 2014年 4月23日 G3長府製作所杯(下関競艇場)
  • 2019年 11月18日 スカパー・ブロードキャスティング杯(戸田競艇場)
  • 2019年 12月10日 福岡ソフトバンクホークス杯(福岡競艇場)

勝率:7.16

1着率:42.4%

2連対率:66.0%

3連対率:79.5%

 

期別成績

白井選手の期別成績も見てみましょう。

集計期間は、2020/05/01-2020/10/31になります。

 

白井英治選手の期別成績データ

出典:https://boatrace.jp/

 

白井英治選手のレーススタイル・特徴

巧みなハンドルさばきで師匠譲りの鋭角なターンを得意としている白井選手。

その実力は、師匠の今村さんをして「実力的に何の心配もない」と言わしめるほどです。

レース展開はスタートが上手い印象で、決まり手で見てみると、1コースからの逃げ、2-6コースからのまくり、2-6コースからの差しが多いですね。

スタートからのまくりというイメージですが、池田選手、瓜生選手の次ぐらいに2マークのさばきなんかも上手いと思います。

ちなみに競艇場別で見てみると、最も勝率が高い会場が平和島競艇場で、最も勝率が低いが江戸川競艇場でした。

ただ低いと言っても6点代後半は出ているので、相対的に見て低くなっているだけですね。

 

師匠は誰?

白井選手の師匠は、今村豊さんです。

73期の柳瀬興志選手が今村さんの一番弟子に当たり、白井選手から見ると、柳瀬選手は兄弟子に当たります。

今村さんは48期の元競艇選手で、「艇界のプリンス」「ミスター競艇」「今やん」などがキャッチフレーズ。

2004年には、公営競技として初の生涯獲得賞金20億円を突破した今村豊さん。

同じ年の5月には、史上最速で年間賞金1億円を突破しました。

引退までトップクラスのレーサーとして活躍し続けた今村豊さんでしたが、2020年9月、地元山口件のボートレース徳山で開催されたG1ダイヤモンドカップを最後に現役を引退。

今村さんは、新しく設置される「ボートレース殿堂」の第1号に内定しています。

 

 

白井英治選手の家族構成

白井選手は、デビューの2年後に幼なじみと結婚し、現在5人のお子さん(女の子4人、男の子1人)がいます。

その白井選手の家族を含めたドキュメンタリー番組がテレビで放映されたことがありました。

それが2012年3月17日放送の「バース・デイ」という番組。

タイトルは「VOL.325 STORY 5人の子どもの為に…最高峰レースに挑むトップレーサー」です。

 

目指せ賞金王!

ボートレースでは、選手の体重がレースの勝敗に大きく関わってくるため、最低体重基準値が決められています。

2020年11月から基準が一部変更され、

・男子選手:52.0kg
・女子選手:47.0kg(変更なし)

となりました。

今回紹介した白井英治選手は身長173cmと競艇選手の中では平均より高い方になるので、最低基準の体重52.0kgに近づけるため、普段から食事の回数を制限してかなりストイックに過ごしています。

その甲斐もあってか、最近は高い勝率をキープし賞金ランキングでも上位に入ってくるようになりました。

また、レース後にボートを丁寧に磨き上げる姿は、師匠の今村さんからも褒められています。

白井英治選手が無冠の帝王と呼ばれた時代は終わりましたが、今後は、関門のホワイトシャークのキャッチフレーズ通り、賞金王を目指し疾走してほしいですね。

 

 

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