払い戻し(払戻金)とは?
ボートレースの払い戻し(払戻金)とは、舟券が的中した際に戻ってくる金額のこと。
1,000円分舟券を買って、手元に10,000円戻ってきたとしたらその10,000円が払戻金です。
また、100円の舟券が的中したときにもらえる金額を指すこともあります。
レース結果の「払戻金」という欄に1,000円と書いてあったら、舟券100円につき1,000円の払い戻しを受けられることとなります。
払い戻し率とは
払い戻しに関連して「払い戻し率」という言葉があります。
払い戻し率とは、競艇の売上の何%が購入者に還元されるかという割合のこと。
「還元率」とも呼ばれるものです。
モーターボート競走法によって、この払い戻し率は75~80%と定められています。
最低額である75%に設定している競艇場がほとんどでしょう。
払い戻しには上限金額が
競艇の払い戻し金には、実は上限金額が決まっています。
その限度金額というのが2,000万円。
このような高額の払い戻し金は見たことがありませんが、豆知識として覚えておくと良いでしょう。
払い戻しの見方
では、払い戻しはどのような見方をすれば良いのでしょうか。
ボートレース公式サイトでは「払戻金」という記載があります。
その欄に記載されているのは舟券100円当たりの配当金額。
1,000円分購入していれば、その10倍の金額が戻ってきます。
「オッズ」という書き方がされている場合、購入金額にオッズをかければ払い戻し金が計算できますよ。
払い戻しの計算方法
前述しましたが、ボートレースの払い戻し率は決まっており、多くの競艇場が75%と設定しています。
払い戻しの計算例を出すと…
あるレースの単勝で、Aさんが1号艇に2,000円、Bさんが2号艇に3,000円、Cさんが3号艇に1,000円、Dさんも3号艇に4,000円賭けていたとします。
賭けた総額は10,000円。払い戻し率は75%なので、払い戻し金は7,500円から払われます。
もし1号艇もしくは2号艇が1着だった場合、買ったのはそれぞれAさん、Bさんのみなので7,500円を払い戻し金として手に入れることができます。
3号艇が1着だった場合、CさんとDさんが購入しており、その購入金額の割合により払い戻し金はCさんが1,500円、Dさんが6,000円です。
つまり売上が多く、購入した人が少ない舟券が的中すれば、より多くの払い戻しを受けることができるということなのです。
払い戻しのやり方
では、実際に舟券を購入し、払い戻しが発生した場合はどのような対応をすれば良いのでしょうか。
競艇場(ボートレース場)の場合、場外販売所の場合、ネットの場合に分けて解説いたします。
競艇場(ボートレース場)で受け取る
競艇場で払い戻しを受ける場合は、自動払戻機を使うのが一般的です。
舟券の発売と同じ機械で受け取れることも多いでしょう。
機械に的中した舟券を入れれば、自動で金額を計算してお金を払い戻してくれます。
ちなみに「どこでもはらいおん」というマークがある払戻機であれば他の競艇場の的中舟券も払い戻しできるので、もし持っている場合はまとめて精算してしまいましょう。
場外販売所で受け取る
場外販売所(投票所)で受け取る場合も、競艇場と同じです。
設置されている払戻機に舟券を入れ、払い戻し金を受け取りましょう。
場外販売所は競艇場に併設されているものだけでなく、全国各地にあるのでとても便利です。
ネットで受け取る
競艇は実際に競艇場や場外販売所に行かずとも、インターネット上で舟券を購入することが可能です。
それができるのが「テレボート」というインターネット投票サービス。
会員登録を済ませ、銀行口座を登録しておけば、簡単に舟券の購入や払い戻しができるんです。
テレボートで購入した舟券に払い戻しが発生した場合、「精算指示」をすれば払い戻しで受けた金額を銀行口座に入れることができます。
また、いちいち清算指示をせずともその日の夜に「自動精算」されるのでネットで購入した舟券については払い戻しがあっても特に何もする必要はありません。

過去の払い戻し金最高金額は?
払い戻しには2,000万円の上限があると前述しましたが、過去にはどれくらいの額の払い戻しが出たことがあるのでしょうか。
歴代の高配当ベスト10がこちら。
出典:https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/kohairekidai
1位は2011年の徳山競艇上でのレース。
100円の舟券がなんと68万円の払い戻しになりました。
このような高配当を見ると、かなり夢がありますよね……!
ちなみにこのレースの1号艇はレース唯一のA1選手。
彼が転覆してしまい、レースは思わぬ方向に展開していったのです。
ちなみに月ごとの高配当を見ていると、毎月20万~50万ほどの払戻金が出ています。

穴党の夢が広がるっすね~
舟券は全額返金されることも
舟券は払い戻しがなかったからといってすぐに捨てるのは危険。
実は購入した舟券が的中していなかったとしても、全額返金されることがあるんです。
返金されるのは、フライングや出遅れによるスタート事故の場合。
選手は欠場扱いとなり、その選手が絡んだ舟券はすべて返金扱いとなります。
ただしレース中に転覆したり、妨害行為や不良航法などで失格になったりしても払い戻しにはなりません。
払い戻しの期限はいつ?
払い戻しがあってもすぐに受け取らなければならないというわけではありません。
的中した舟券をまとめて払い戻してもOKです。
ただ、有効期限はあるので忘れずに。
舟券の払い戻しはレース開催日から60日間までとされています。
60日間を過ぎて払い戻し期間が終了してしまうとせっかくの配当が返ってこなくなってしまうので、スケジュール感には注意してください。
勝った舟券はしっかり払い戻す!
ボートレースの払い戻しについてご紹介いたしました。
舟券を購入してボートレースを楽しむ以上、払い戻しについて知っておくことは必須です。
払い戻しを忘れてしまうとせっかく的中しても無駄になってしまうので、気を付けましょう。
レース予想し、舟券を的中させ、払い戻しをする。
この流れを何度も繰り返し、ボートレースの道を究めていきましょう!
便利な世の中になったっすね~