競艇界の絶対王者、松井繁
競艇界のレジェンド的存在であり、「絶対王者」と呼ばれるほどの実力と成績を残してきた松井繁選手。
松井選手は実力だけでなく競艇界きってのイケメンレーサーとしても有名な選手です。
今回はそんな松井繁選手が王者に君臨するまでのボートレーサーとしての軌跡や、36億円超え!?と言われる生涯獲得金額、レース特徴などについてご紹介していきます。
松井繁選手のプロフィール
出典：https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/racersearch/season?toban=3415
名前：松井 繁(まつい しげる)
生年月日：1969年11月11日
出身地： 大阪府
階級：A1
支部：大阪
登録期：第64期
登録番号：3415
身長：169cm
体重：52kg
松井繁選手は中学・高校時代は目立つ存在ではなかったそうで、高校在学中も将来の進路を見出せずにそのまま大学や専門学校に進学しようと思っていたそうです。
そんな時に父親が知人にもらった競艇選手養成所の募集案内を渡されたことをきっかけに受験したところ合格し、競艇選手の道を歩み始めました。
松井選手は養成所時代には同期の中でも転覆の回数がかなり多かったようで、いつ養成所を退学になるかと恐れるほどだったそうです。
しかし、実戦形式の研修が始まると松井繁選手は、同期の服部幸男選手と共にトップクラスの成績を収めるようになりました。
松井繁選手のデビューは1989年5月13日、地元大阪の住之江競艇場にて。
そしてデビューから半年でB1級、翌年にはA級へと凄まじい勢いで昇格をしていき、この頃から大型新人選手の登場と話題になっていたそうです。
その後松井繁選手は、デビューからわずか3年後の1992年5月にG1での初優勝を果たします。
松井繁選手のレース成績
ここからは、松井繁選手のこれまでの優勝成績について見ていきます。
SG優勝歴
・1996年5月27日 第23回笹川賞（児島競艇場）
・1998年7月20日 第3回オーシャンカップ競走（三国競艇場）
・1999年12月23日 第14回賞金王決定戦競走 – 決定戦（住之江競艇場）
・2001年5月20日 SG第28回笹川賞競走（浜名湖競艇場）
・2006年7月30日 SG第11回オーシャンカップ（若松競艇場）
・2006年12月24日 SG 第21回賞金王決定戦競走 – 決定戦（住之江競艇場）
・2008年3月30日 SG 第43回総理大臣杯競走（児島競艇場）
・2008年7月27日 SG 第13回オーシャンカップ（蒲郡競艇場）
・2009年10月13日 SG 第56回全日本選手権（尼崎競艇場）
・2009年12月23日 SG 第24回賞金王決定戦 – 決定戦（住之江競艇場）
・2013年7月28日 SG第18回オーシャンカップ（若松競艇場）
・2014年3月23日 SG第49回ボートレースクラシック（尼崎競艇場）
松井繁選手は、1995年12月にSG競走に初出場してから、2004年までの10年間途切れることなく連続出場を果たしています。
今までのSG優勝回数はなんと12回！これは競艇史上でもトップクラスの成績です。
G1優勝歴
・1997年6月10日 G1 第26回つつじ賞王座決定戦 45周年記念競走（津競艇場）
・1997年8月3日 G1マーメイドグランプリ 開設44周年記念競走（常滑競艇場）
・1998年4月21日 G1第27回つつじ賞王座決定戦競走46周年記念競走（津競艇場）
・1998年11月8日 宮島開設44周年記念競走（宮島競艇場）
・1999年3月11日 G1太閤賞競走開設42周年記念（住之江競艇場）
・1999年9月19日 G1 モーターボート大賞（津競艇場）
・2000年2月14日 第43回G1近畿地区選手権競走（尼崎競艇場）
・2000年7月4日 ウェイキーカップ・46周年記念（多摩川競艇場）
・2000年7月31日 G1浜名湖賞 開設47周年記念競走（浜名湖競艇場）
・2000年11月7日 G1第44回戸田グランプリ競走（戸田競艇場）
・2002年2月1日 G1近松賞競走（開設49周年記念）（尼崎競艇場）
・2002年9月29日 モーターボート大賞競走（多摩川競艇場）
・2002年10月8日 第30回 G1 高松宮記念特別競走（住之江競艇場）
・2003年3月2日 G1太閤賞競走（開設46周年記念）（住之江競艇場）
・2003年3月16日 開設49周年記念競走 G1北陸艇王決戦（三国競艇場）
・2003年4月13日 G1ダイヤモンドカップ（多摩川競艇場）
・2003年6月20日 G1福岡チャンピオンカップ 開設50周年記念（福岡競艇場）
・2003年9月18日 G1巌流島決戦下関MB大賞（下関競艇場）
・2003年9月28日 G1第32回つつじ賞王座決定戦開設51周年（津競艇場）
・2003年10月25日 G1競帝王決定戦開設49周年記念競走（下関競艇場）
・2003年11月12日 G1モーターボート大賞（三国競艇場）
・2004年1月17日 G1近松賞（開設51周年記念）（尼崎競艇場）
・2004年4月7日 G1びわこ大賞 開設52周年記念（びわこ競艇場）
・2004年11月18日 G1ダイヤモンドカップ（浜名湖競艇場）
・2004年12月12日 G1競帝王決定戦 開設50周年記念競走（下関競艇場）
・2006年12月14日 モーターボート大賞競走（鳴門競艇場）
・2007年2月26日 G1太閤賞競走 開設50周年記念（住之江競艇場）
・2007年5月17日 G1全日本王座決定戦 開設55周年記念競走（芦屋競艇場）
・2007年12月14日 G1 ダイヤモンドカップ（びわこ競艇場）
・2008年1月20日 第54回G1全日本王者決定戦（唐津競艇場）
・2008年5月18日 G1大渦大賞開設55周年記念競走（鳴門競艇場）
・2008年6月10日 G1第37回つつじ賞王座決定戦開設56周年（津競艇場）
・2008年12月14日 G1 モーターボート大賞（津競艇場）
・2009年2月24日 G1モーターボート大賞～競艇マクール賞～（大村競艇場）
・2009年3月31日 G1太閤賞競走 開設52周年記念（住之江競艇場）
・2009年6月9日 G1大渦大賞開設56周年記念競走（鳴門競艇場）
・2010年2月9日 G1第53回近畿地区選手権競走（住之江競艇場）
・2010年11月10日 G1ダイヤモンドカップ（丸亀競艇場）
・2011年9月8日 G1大渦大賞開設58周年記念競走（鳴門競艇場）
・2011年12月7日 G1第55回近畿地区選手権競走（尼崎競艇場）
・2012年1月17日 開設59周年記念 G1近松賞（尼崎競艇場）
・2012年9月4日 開設60周年記念競走G1第41回つつじ賞王座（津競艇場）
・2012年11月6日 G1宮島チャンピオンカップ開設58周年記念（宮島競艇場）
・2014年2月11日 G1第57回近畿地区選手権（住之江競艇場）
・2014年5月8日 G1第43回つつじ賞王座決定戦開設62周年記念競走（津競艇場）
・2015年11月3日 開設63周年記念 G1びわこ大賞（びわこ競艇場）
・2015年12月8日 開設61周年記念 G1トーキョー・ベイ・カップ（平和島競艇場）
・2016年1月17日 尼崎市市制100周年記念 G1尼崎センプルカップ（尼崎競艇場）
・2017年10月19日 開設61周年記念G1赤城雷神杯（桐生競艇場）
・2017年11月16日 G1福岡チャンピオンカップ開設64周年記念競走（福岡競艇場）
・2017年12月5日 G1尼崎センプルカップ（開設65周年記念）（尼崎競艇場）
・2019年6月5日 開設63周年記念G1赤城雷神杯（桐生競艇場）
松井繁選手のG1優勝回数は57回です！
2011年9月8日の鳴門競艇場で行われた「ＧⅠ大渦大賞」で優勝を果たした際には、通算100回目の優勝という快挙（競艇史上12人目）も成し遂げました。
期別成績
出典：https://www.boatrace.jp/owpc/pc/data/racersearch/season?toban=3415
松井繁選手の期別成績を見ると、スタートタイミングが0.14とSGクラスの選手の中でも早めのタイミングです。
また勝率は7.64、3連対率も70.07%と安定した強さを見せています。
松井繁選手のレーススタイル
松井繁選手の進入は基本的には枠なりですが、イン寄りのコースが狙える時にはどんどん狙ってきます。
とにかく1コースの時の1着率が非常に高く松井繁選手が1号艇の際には、ほぼほぼ1位で予想を立てても問題ないでしょう。
また「絶対王者」というだけあって、ターン技術、スタート技術、整備技術など全てにおいて高い技術を持っています。
最近は一時期ほどの勢いはないですが、それでもどのコースからでも舟券に絡んでくる選手なので予想を立てる際には要チェックです。
獲得賞金額がとんでもない!?
SG優勝回数12回、優勝回数は全部で100回を超すという驚異的な成績を残してきた松井繁選手。
そんな「絶対王者」の生涯獲得賞金額は、なんと36億円超え！
直近でも2020年の賞金ランキングで¥110,177,000と、6位に食い込んできています。
これほどまでに稼いできた松井繁選手ですが、優勝した記念として「ベルルッティ」の革靴をコレクションしています。
なんとその総数は25足！
今や記念レースに出る競艇選手はほとんどベルルッティの革靴を履いているといってもいいほど愛用者が多くいますが、その先駆けだったのが松井繁選手です。
松井繁選手の師弟は誰？
松井繁選手の師匠は金谷秀男選手です。
弟子には北村征嗣選手、山本隆幸選手がいます。
絶対王者の座は続く
現在松井繁選手が出走するレースはほとんどがSGかG1です。
ベテランレーサーとして、第一戦で活躍し続ける松井繁選手。
今後も競艇界を支えるレジェンドとして目が離せない存在です。
