ボートレース桐生競艇場の特徴と勝率アップのための予想方法

【ボートレース/桐生競艇場】勝率を決めるレース予想の攻略ポイント

桐生でのボートレース予想は難しい?

ボートレース桐生で勝率を上げるための的中ポイントは、たった1つ。
平和島競艇場など他の競艇場と違う「地形の要因」を理解すること。

淡水の水面がどう選手に影響するのか?
昼と夜の気温差がどうエンジンに影響するのか?
赤城おろしと呼ばれる群馬独特の強風がスタートに影響するのか?

ここをしっかり抑えておけば、ボートレース桐生での予想はそんなに難しいものではありません。

では一緒に、ボートレース桐生についていろいろと調べていきましょう。

桐生競艇場の特徴

ボートレース桐生は、全国に24箇所ある競艇場の中で最北端(標高129m)に位置する競艇場(群馬県みどり市)で、「阿左美沼」と呼ばれる湖沼でレースが行われます。
その歴史は古く、1956年11月8日に「桐生競艇場」として開設され、2010年に「ボートレース桐生」に名称が変更されました。

ボートレース桐生がある群馬県は内陸部にあるため昼と夜の気温差が大きく、特に冬は極端に気温が低下します。この気温の差は、モーター/エンジン出力へ大きな影響を与え、同じ競艇選手でも1走目と2走目では別人のような走り方になるため、レースの予想が難しくなっていますが、それもまたボートレース桐生の特徴です。
その他、ボートレース桐生にはどんな特徴があるのか、他の競艇場と比べてレース予想は難しいのか、詳しく見ていきましょう。

ボートレース桐生競艇場ナイター

出典:http://www.kiryu-kyotei.com/

水面の特性は「淡水」

ボートレース桐生は、淡水の硬い水質で潮の流れがく干満差のない競艇場です。
硬い水質だと舟が進む時の抵抗が大きくなります。
平和島競艇場のような海水と違い、淡水は塩分がほとんどなく浮力が働きづらいため、モーターの出力がレースの勝率アップの重要ポイントになってきます。
また、淡水と海水を比べた場合、浮力の関係で体重が重たい選手ほど淡水でのレースは勝率が低くなる傾向あるようです。

ボートレース桐生競艇場は淡水

出典:http://www.kiryu-kyotei.com/

冬から春にかけて強い風(赤城おろし)

ボートレース桐生におけるもう一つの特徴は、何と言っても「赤城おろし」です。
赤城おろしとは、冬から春にかけ群馬県中央部(赤城山)から東南部にかけて北から吹く乾燥した冷たい強風のことを言います。
この赤城おろしが2マークから1マークにかけて吹くとかなり水面が荒れるので、桐生競艇場では、荒れた水面が得意な選手や地元選手がレースでは有利になると言われています。
強風の際のレースでは安定版(ボートに取り付けることで転倒リスクを減らす板)を取り付ける選手もいるようです。

夏場は穏やかな水面

ボートレース桐生の夏場は、冬場と比べて比較的穏やかな水面でまくりが効くと言われています。
冬場の北風(追い風)と違い、夏場は南風(向かい風)になります。
この風向きが原因で、冬場はレースでの2コース1着率が上がり(追い風=2コース差し有利)、逆に夏場ではレースでの2コース1着率が下がるようです。

標高が高く気圧が低い

ボートレース桐生は標高が129mと高く、その他の競艇場よりも気圧が低いためレース予想も難しくなります。
気圧が低いと、モーターの回転の上がりが遅くなり、特に「出足」に影響します。
「出足」とは、レースにおけるスタート時の起こしやターン後の加速のしやすさを意味します。
選手が言う「回転が上がりにくい」という状態です。
また、ボートレース桐生の気圧の低さは、「行き足」にも影響します。
「行き足」とは、起こしからスリット近辺までの加速のことで、最高速の伸びに繋がる部分を意味します。
この行き足が悪いと、スタートが難しくなり俗に言う「スタートが届いてない」状態となります。

このように、標高が高く気圧が低いボートレース桐生では、インよりもダッシュ勢の方が、1マークの主導権を握ることが多く、中穴がよく出る競艇場と言えるでしょう。

通年ナイター開催

ボートレース桐生は、国内初となるナイターレース(アクアンナイト)を1997年に開催しました。
2011年になると、ナイターレースの通称を「ドラキリュウナイター」と変更し、冬季を含め全12レースを通年ナイターとして開催しています。
第1レースが15時頃、第12レースが20時半頃のスタートとなります。

2003年頃のボートレース桐生は売上が低迷していて、一時は競艇場の閉鎖も検討されましたが、経営改善やナイターレースの成功により集客力がアップし、現在では、全競艇場の中でもトップクラスの売上となっています。
また、2014年には全ての公営競技で初となる、全面LED照明に切り替えました。

クチコミサイトを見ても、ボートレース桐生の通年ナイター開催は非常に好評のようです。

データで見る桐生競艇場

それではボートレース桐生のレースデータを見てみましょう。
こちらが直近3ヶ月のレースデータになります。

ボートレース桐生競レースデータ

出典:http://www.kiryu-kyotei.com/

ボートレース桐生枠番別コース取得率

出典:http://www.kiryu-kyotei.com/

ボートレース桐生季節別データ

出典:http://www.kiryu-kyotei.com/

群馬支部の主な選手

ボートレース桐生は、標高や気候・水面など、平和島他の競艇場と違って自然の影響を大きく受ける競艇場です。そのためレースの予想も難しく、ボートレース桐生を知り尽くしている地元群馬支部所属の選手がレース展開を有利に運べるようです。

2021年3月現在、群馬支部には71人の競艇選手が所属していますが、その中からB1、B2の注目選手の成績を紹介しましょう。

◆今井 裕梨(B1級)
年齢:37歳

B1級今井 裕梨成績

出典:http://www.kiryu-kyotei.com/

◆武藤 直志(B2級)
年齢:32歳

B2級の武藤直志の成績

出典:http://www.kiryu-kyotei.com/

桐生競艇場のライブ・リプレイを見る方法

ボートレース桐生で行われるレースはライブ放送で見ることが可能です。
また、リプレイ動画や過去レースの動画も実況付きで見ることが可能なので、ボートレース桐生の公式ページでレース動画を確認して、今後のレースの予想的中に役立ててみてはいかがでしょうか。
もちろん、レースの日程やオッズ、レーサー達の出走情報もしっかり解説されています。

ボートレース桐生レース動画配信

出典:http://www.kiryu-kyotei.com/

桐生競艇場で競艇を見る

全国に24ある競艇場の中で最北端であり、標高が高い場所にあるボートレース桐生。
ネットで投票してライブ動画を見るのもいいですが、自然に囲まれた中でナイターレースを生観戦してみるのもおすすめです。
ぜひ、スケージュールを合わせてボートレース桐生へ足を運んでみてください。

アクセス情報

◆ボートレース桐生
・住所:〒379-2311 群馬県みどり市笠懸町阿左美2887
・電話:0277-76-2411

◆車で行く場合
東京・信越方面から
関越・北関東自動車道 ご利用 (所要時間:太田藪塚ICより約15分)

東京・東北方面から
東北・北関東自動車道 ご利用(所要時間:太田桐生ICより約15分)

◆電車で行く場合
JR岩宿駅―ボートレース桐生
阿左美駅―ボートレース桐生
いずれも駅から無料巡回バスあり

ボートレース桐生アクセス地図

出典:http://www.kiryu-kyotei.com/

施設案内

ボートレース桐生は、施設もとても充実しています。
水面近く臨場感あふれるレースを体験できる南ウィング1F。
西側ガーデンテラスは夜になるとライトアップされ、イベント等も行われ若いカップルの姿も目立ちます。
その他にも、子供向けのジャングルFUNや、競艇グッズ売り場のドラショップ、早朝7時半から利用できるモーニングエリアもあります。
フードコートなど競艇以外のサービスも充実しているので、一般の方が舟券を買わずきれいな景色を見ながらランチを食べるのもおすすめです。

有料シート

ボートレース桐生では、ゆったりと競艇を楽しめる有料シートも用意されています。
有料シートは大きく分けて2種類あります。
◆アクティブビュー(キャッシュレスエリア)
レースが始まると照明が消える演出があります。
わいわいシートはグループ(最大6名まで)で利用できる有料席となります。

◆インペリアルビュー
全席指定席となっていて、上質な空間でゆったりとレースを楽しむことができます。
また、PISルーム内ファーストシートA席では、1日中シートに座ったまま投票ができるのでとても便利です。

桐生競艇場で予想する際のポイント

ボートレース桐生でのレース予想のポイントは、何と言っても「季節要因」が大きいと思います。
冬から春にかけて吹く「赤城おろし」
赤城おろしが吹いて追い風になる冬場のレースは、2コース差しが有利になり2コース1着率が急上昇します。夏場は逆に2コースの1着率が低くなります。

また、季節だけではなくボートレース桐生はその地形上、昼と夜の寒暖差が大きく、それにより出走からのボートのモーターの性能が変わってきます。
同じ選手でも1走目と2走目では走り方が変わってきます。

そして、浮力の少ない淡水でのレース。

これらの状況から判断すると、ボートレース桐生で勝率をアップさせ回収するためのレース予想の的中ポイントととなるのは、
・モーターの性能をいつも以上に重視
・体重が重い選手は活躍しづらい
この2点になるでしょう。

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