ボートレースは何のためにやっているのか

競艇とは何を目指してレースをしているのか?

はじめに

競艇」と聞くと、

ボートに乗って走ってるやつ

ぐらいは大体どんな方でもご存知のことかと思います。しかし、「競艇」というモータースポーツが、何を目指して毎レース1位を取るために、選手たちがしのぎを削りあっているのかまでは知らない方が多いことかと思います。そこで今回の記事では、競艇で選手達は何を目指してレースをしているのかを解説してきたいと思います。
一言でいうと、その開催で優勝をするためにレースをしています。では何をすれば優勝できるのか?その点について以下で詳しく触れていきたいと思います。

予選

まずは予選で良い着順を取ることを目標にレースをします。良い着順を取ることでどうなるのかというと、最終日前日に開催される準優勝戦に出場することができます。そして、準優勝戦で良い着順を取ることでその次のレース、優勝戦に出場することができます。その優勝戦で1位を取ることで見事優勝を勝ち取ることができるのです。

予選で上位18人までが準優勝戦に出場することができます。なので、選手達はこの18人に入るために、予選レースを行います。18位以内に入ることができれば、準優勝戦に出場することができますが、成績の良かった人から内側のコースからの発走となるので、選手達は1つでも上の着順を取るためにレースをします。得点率は以下の様な計算方法となっています。

1位:10pt
2位:8pt
3位:6pt
4位:4pt
5位:2pt
6位:1pt
転覆/フライング等:0pt

基本的には上記の様な計算式で計算され、上位18人が準優勝戦に出場することができますが、悪質な妨害等があった場合には「賞典除外」となり、良い成績を取っても、準優勝戦に出場することができません。その場合は19位の人が繰り上げで、準優勝戦に出場することができます。また、選手が怪我などで途中帰郷した場合も同様です。得点率は以下のサイトから確認することができます。
【Gamble-Tips】
http://www.gamble-tips.com/system/jp/kyotei/

準優勝戦

成績の上位者から内側の艇からの発走となる番組が組まれます。準優勝戦は最終日前日の最後から3レースがそれに当たります。(稀に2レースの場合もあります)ナイターなどでは9R、10R、11Rが準優勝戦になる場合もありますが、基本的にはその日の最後3レースが準優勝戦に当たると覚えていただいて大丈夫です。成績上位者から内のコースからの発走ということは、1号艇から発走する選手は予選上位3位までの選手となります。また、得点率が同じだった場合は1位の取得回数が多い方が内側の艇からの発走となります。なので、準優勝戦はイン逃げ決着で決まることが多いです。

さて、ここで何着を取ることで優勝戦に乗ることができるかを説明していきましょう。準優勝戦が3レース開催の場合は「2着まで」。2レース開催の時は「3着まで」が優勝戦に進むことのできるボーダーとなります。ここでは得点率は関係ありません。6号艇発走の選手でも、1着を取れば優勝戦に出場することができますし、逆に予選トップ通過の選手でも3着以下であれば優勝戦に乗ることはできません。準優勝戦での取得着順と優勝戦での枠番は以下の様になっています。

1着:1または2または3コースから
2着:4または5または6コースから

準優勝戦で1着を取った選手の中で得点率を見比べて、1番良かった選手が1号艇。2番目に良かった選手が2号艇。3番目に良かった選手が3号艇からの発走となります。2着の場合も同様で、2着を取った選手の中で得点率を見比べて、1番良かった選手が、4号艇。2番目に良かった選手が5号艇。3番目に良かった選手が6号艇となります。選手達は準優勝戦に出場する為にレースをしますが、得点率次第で準優勝戦の枠番、優勝戦の枠番も有利な枠番からの発走となるので、気が抜けるレースは1つもありません。また、得点率が同じだった場合は1位の取得回数が多い方が内側の艇からの発走となります。

優勝戦

準優勝戦で上位2着までに入った選手(準優勝戦が2レースの開催の場合は上位3着まで)達によるレースがこの優勝戦です。基本的にその日の最終レースが優勝戦になります。ナイター開催の場合は、11Rが優勝戦になることもあります。このレースで1位を取ることで見事優勝となり、タイトルホルダーとして名が刻まれます。
優勝戦になると賞金の額も桁が変わってきます。ましてやSGやG1となるととんでもない額がかかってきます。(参考までに、年末に開催されるグランプリの優勝賞金は1億円です)

まとめ

今回は競艇のルールについて説明させていただきましたがいかがでしたでしょうか?予選で準優勝戦に乗るためのボーダーがある選手などは、予選最終日には勝負駆けとなり、気迫のあるレースをします。賞典レースに残れるかどうかだけでも、獲得賞金で差が出るからです。その辺りまで考慮して舟券を買うことで、的中率も回収率も上がるかと思うので、本記事を舟券購入の参考にしていただけますと幸いです。

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