ボートレースには5つのグレードがある
こんにちは、舟川です。
ボートレースにはレースごとにグレードが定められていることはご存知でしょうか。
【SG】【G1】【G2】【G3】【一般】という5つのグレードが存在します。
中でも最高グレードなのが【SG】。
出場するにはかなり厳しい条件があることも少なくありません。
最高グレードの「SG」は大盛り上がり!
最高グレードとだけあって、出場する選手は強者揃い。
レース展開も激しく、競艇好きの間ではかなり盛り上がるレースとなるのです。
もし観戦できる機会があれば、ぜひ一度競艇場でレースを見てみてください。
その盛り上がりは、他のレースとは比べ物になりません。
9つのSGレースの特徴・優勝賞金
SGグレードのレースは全部で9つ。
それぞれの日程や優勝賞金、出場条件などをご紹介していきます。
ボートレースクラシック
出典:https://www.boatrace.jp/
正式名称は「鳳凰賞競走」といい、総理大臣杯と呼ばれています。
2014年に行われた第49回から「ボートレースクラシック」という名称となりました。
前年の優勝者やグランプリ優勝戦出場者など、様々なレーサーが出揃います。
2021年開催日程・ボートレース場
2021年3月23日-2021年3月28日
出場条件
前年優勝、グランプリ優出6名、前年1月1日~12月31日のSG・G1・G2優勝、G3以下の競走における優勝戦回数上位者。
優勝賞金
3,900万円
過去の優勝選手
2021年(福岡) 石野貴之
2020年(平和島) 吉川元浩
2019年(戸田) 吉川元浩
ボートレースオールスター
出典:https://www.boatrace.jp/
正式名称は「笹川賞競走」。
条件に当てはまった選手の中から、ファン投票で出場選手が決まるというSGレースです。
2014年に行われた第41回から「ボートレースオールスター」という名称となりました。
2021年開催日程・ボートレース場
2021年5月25日-2021年5月30日
出場条件
前年優勝、グランプリ優出6名、直近のSGボートレースクラシック優勝者、ファン投票上位。
優勝賞金
3,900万円
過去の優勝選手
2020年(住之江) 篠崎仁志
2019年(福岡) 吉川元浩
2018年(尼崎) 中島孝平
グランドチャンピオン
出典:https://www.boatrace.jp/
SGで活躍した選手が集まる、特にレベルの高いレース。
モーターボート競争法制定40周年を記念して創設されました。
「グラチャン」と略され、親しまれています。
2021年開催日程・ボートレース場
2021年6月22日-2021年6月27日
出場条件
前年優勝、グランプリ優出6名、直近のSGオールスター優勝者、前年4月1日~3月31日におけるSG優出完走者、SG予選得点上位者。
優勝賞金
3,300万円
過去の優勝選手
2020年(宮島) 徳増秀樹
2019年(多摩川) 柳沢一
2018年(徳山) 白井英治
オーシャンカップ
出典:https://www.boatrace.jp/
海の日を記念して創設されたので、オーシャンカップと名付けられました。
「オーシャン」や「OC」と呼ばれています。
2021年開催日程・ボートレース場
2021年7月20日-2021年7月25日
出場条件
前年優勝、グランプリ優出6名、直近のSGグランドチャンピオン優勝者、前年5月1日~4月30日のG1、G2優勝戦得点上位。
優勝賞金
3,300万円
過去の優勝選手
2020年(鳴門) 峰竜太
2019年(常滑) 瓜生正義
2018年(若松) 毒島誠
ボートレースメモリアル
出典:https://www.boatrace.jp/
各競艇場を代表する選手が集結するSGレースです。
以前は「モーターボート記念競走」と呼ばれており、2014年開催の第60回開催から「ボートレースメモリアル」と称されるようになりました。
2021年開催日程・ボートレース場
2021年8月24日-2021年8月29日
出場条件
前年優勝、グランプリ優出6名、直近のSGオーシャンカップ優勝、各場推薦選手(一場あたり2名)、開催場希望選手。
優勝賞金
3,900万円
過去の優勝選手
2020年(下関) 寺田祥
2019年(大村) 毒島誠
2018年(丸亀) 毒島誠
ボートレースダービー
出典:https://www.boatrace.jp/
勝率上位を誇る選手が出場するSGレース。
正式名称は「全日本選手権競走」で、シリーズの中でも最も歴史があります。
2014年開催の第61回から「ボートレースダービー」となりました。
2021年開催日程・ボートレース場
2021年10月26日-2021年10月31日
出場条件
前年優勝、グランプリ優出6名、直近のSGボートレースメモリアル優勝、前年8月1日~7月31日の勝率上位者。
優勝賞金
3,900万円
過去の優勝選手
2020年(大村) 深谷知博
2019年(児島) 毒島誠
2018年(蒲郡) 守田俊介
チャレンジカップ
出典:https://www.boatrace.jp/
SGレースの中では最も新しく、1998年に新設されたSGレース。
1月から10月までの獲得賞金上位者が争うレースです。
グランプリ出場のための最後の勝負となります。
2021年開催日程・ボートレース場
2021年11月23日-2021年11月28日
出場条件
1月1日~10月31日の獲得賞金上位者。
優勝賞金
3,300万円
過去の優勝選手
2020年(蒲郡) 毒島誠
2019年(桐生) 石野貴之
2018年(芦屋) 馬場貴也
ボートレースグランプリ
出典:https://www.boatrace.jp/
正式名称は「賞金王決定戦競走」。
獲得賞金上位18名が争う、SGの中でも最高峰のSGレースです。
2014年大会から「グランプリ」と称されました。
2021年開催日程・ボートレース場
2021年12月14日-2021年12月19日
出場条件
1月1日~SGチャレンジカップまでの獲得賞金上位18名。
優勝賞金
1億円
過去の優勝選手
2020年(平和島) 峰竜太
2019年(住之江) 石野貴之
2018年(住之江) 峰竜太
グランプリシリーズ
出典:https://www.boatrace.jp/
グランプリには出場できなかったものの、獲得賞金が上位の選手が出揃います。
G1で優勝している選手も出場するため、熱い展開が見られます。
2021年開催日程・ボートレース場
2021年12月14日-2021年12月19日
出場条件
グランプリ出場選手を除く、1月1日~SGチャレンジカップまでの獲得賞金上位者。
優勝賞金
1,700万円
過去の優勝選手
2020年(平和島) 深川真二
2019年(住之江) 馬場貴也
2018年(住之江) 平尾崇典
SGで優勝回数の多い選手は?
出典:http://www.boatrace-db.net/sgrade/arankc/
SGレースで最も優勝回数が多いのは登録番号2291の野中和夫選手。
2009年に引退されていますが、それでもなおこの記録を破られていないのです。
現役レーサーの中で最も優勝が多いのは登録番号3415の松井繁選手。
「絶対王者」という異名を持つほどの人物です。
GRANDE5という称号も
ボートレース界にはGRANDE5という称号が存在します。
これは5SG競争(メモリアル、オールスター、クラシック、ダービー、グランプリ)を制したグランドスラマーに授与される称号のこと。
初めてGRANDE5を達成すると、なんと3億円相当の金塊が渡されるのだそうです。
2014年からこの試みが始まったものの、いまだ制覇した選手は出てきていません。
かなり難しい称号だということがわかりますが、達成をこの目で見てみたいものです!
SGで優勝した女子レーサーはいるの?
これまでSGレースで優勝した女子レーサーはまだ出ていません。
ただ、優勝戦まで進出した女子レーサーが過去に2人。
寺田千恵選手と、横西奏恵選手です。
それ以外にも準優勝までたどり着いた選手など、女子レーサーが活躍していることは確か。
きっとSGレースで女子レーサーが優勝する未来は近いのではないでしょうか。
SGで舟券を予想するコツは?
SGで舟券を予想するのはかなり難しいこと。
なぜなら実力がある選手ばかり選出されているからです。
一般戦などはA1レーサーとB2レーサーが混在するなどして、ある程度予想が偏ります。
しかしSGレースに出場するのは誰が優勝してもおかしくないような選手ばかり。
どんな展開になるか、プロでも予想が難しいのです。
ただその分、穴を狙うこともできるということ。
激しい展開が予想されるので、普段よりも気合を入れて舟券予想に臨みましょう。