競艇選手(ボートレーサー)の年収とは

競艇選手(ボートレーサー)の年収はいくら?平均給料や賞金について解説します!

競艇選手(ボートレーサー)の年収が気になる!

水上でゼロコンマ1秒を競う、アツい戦いを魅せてくれる競艇選手。

競艇界の頂点をめざすため、日々トレーニングを行ったり、プロペラ調整の勉強をしたり、体重管理をしたりと地道に努力を重ねています。

そんな競艇選手はいくら給料をもらっているの?競艇選手の年収が気になる!

ということで、今回は給料や賞金について調べてみました。

 

競艇選手の給料について

それではさっそく競艇選手の給料について解説していきます!

 

初任給はいくら?

競艇選手の場合、一般的な企業勤めのサラリーマンとは違って月給制ではありません

レースに出走し賞金を得ることが給料になるので、ボートレーサー養成所を卒業し、はじめてレースに参加することで初任給をもらうことができます

デビューは一般レース(6日間開催)になりますが、そのときすべてのレースで6着だと賞金は14万円ぐらいになるのだとか。

一般レースを同月にもうひとつ出場すれば、最低28万円はゲットできるのです。

産労総合研究所の「2020年度 決定初任給調査」によると、高卒者の初任給の水準はおおよそ17万円、大卒者の場合はおおよそ21万円になっているので、競艇選手の初任給は悪くないのではないでしょうか。

 

競艇選手の平均年収

では、競艇選手の平均年収はというと、なんとおおよそ1,700万円!(BOAT RACE公式サイトより)

思ったよりも高額で驚いた人もいるのではないでしょうか。

どうしてこんなに平均年収が高くなるかは、この後の解説を読めば分かります。

 

ランクによって違う

競艇選手は勝率や最低出走回数、事故率などによってB2~A1までの4つの階級にランク分けされることはもうご存知ですよね。

 

ランク表

出典:https://www.boatrace.jp

 

そして、ランクが上がれば上がるほど平均年収も高くなってくるのだとか。

以下に、ランク別の平均年収を記載したのでチェックしてみましょう。

  • A1級の平均年収…おおよそ3,000万円
  • A2級の平均年収…おおよそ1,800万円
  • B1級の平均年収…おおよそ1,100万円
  • B2級の平均年収…おおよそ500万円

ランクによって平均年収が異なるのは、出場できる日数やレースの数が違ってくるからです。

B2級の場合は中小企業の管理職程度という感じでしょうか。

B1、A2級の場合は大手企業の管理職程度A1級になると社長クラスやプロスポーツ選手のトップクラス程度になります。

B2級とA1級でこれだけ平均年収が違ってくるのだから、言うまでもなく皆A1級を目指します!

 

競艇選手にボーナスはある?

前途したように、競艇選手は一般的な企業勤めのサラリーマンとは給料形態が異なるので、夏や冬などに賞与されることの多い『ボーナス』はありません。

サラリーマンからしたらボーナスがないのは結構イタイことですよね。

想像するだけで胃が痛くなる…。

ただし、競艇選手はレースに勝てばボーナスよりももっとすごい賞与がもらえます

後ほど解説しましょう。

 

珍しい手当てがある

サラリーマンの場合、通勤手当や残業手当など基本給とは別途支払われる賃金がありますよね。

競艇選手にはそのような手当は全くないのかというと、そうでもありません。

競艇選手ならではの手当や斡旋ごとの手当などいくつかあるので、以下の表でご紹介しましょう。

 

参加賞 企業協賛レースに出場したときにもらえる手当
特別競走参加手当 SGやG1など、大きなグレードレースに出場したときにもらえる手当
金一封 1節の間(または大会開催中)、出走した全てのレースで1着になったときもらえる手当
完走手当 1節の間、無事故だったときにもらえる手当
ナイター手当 その名の通り、ナイターのレースに出場したときにもらえる手当
悪天候手当 悪天候になってしまったレースに出場したときにもらえる手当
スタート無事故手当 1節の間、フライング(F)や出遅れ(L)が一度もなかった場合にもらえる手当
敢闘賞 5艇同時にフライングや出遅れしてしまい、競走不成立となった場合に従順にスタートした残りの1艇がもらえる手当
中止打ち切り順延手当 悪天候などを理由に、レースがやむを得ず中止になってしまったときに貰える手当
宿泊費 遠征のときに、指定のホテルや宿舎に泊まる際にもらえる手当
交通費 一般的な交通費と同じ。指定された公共交通機関で自宅から競艇場まで移動した場合にもらえる手当
班長手当 節の選手班長になった場合にもらえる手当

 

 

競艇選手には”賞金”という収入がある

競艇選手には手当の他に、『賞金』という収入があります。

賞金は優勝した選手のみもらえるイメージもありますが、競艇の場合は違います。

たとえ優勝戦でなくても、上位に入れば賞金がもらえるんです!

賞金は競艇場や企業協賛レースなどによって変わってくるので、「1着なら必ずこの金額がもらえる!」というものでもありません。

だいたいですが、一般戦の予選で1着なら10万円以上、選抜戦1着なら25万円以上、優勝戦で1着になれば90万円以上の賞金がもらえるようです。

 

優勝獲得賞金額について

優勝獲得賞金額、実はグレードレースによって賞金額が変わります。

  • SG競走…1,700~3,900万円
  • G1競走…480~1,500万円
  • G2競走…450万円
  • G3競走…105万円以上
  • 一般選…74万円

選ばれたもののみしか参加できないG1、SG競走は、優勝賞金もドーンと上がりますね。

ちなみに、SGのグランプリの場合、優勝賞金は1億円

6着でも2,000万円というのだから驚きです。

SGのグランプリへの出場条件は、その年の始めから(1月1日)チャレンジカップ最終日までの獲得賞金ランクが1位~18位であること。

トップレーサーの中の最上級の戦い、絶対に見逃せません!

 

 

トップレーサーたちの年収

実際、トップレーサーたちは年収いくら?

ということで、2020年度の選手獲得賞金ランキングをチェックしてみました。

 

1位 峰 竜太(佐賀)    253,027,000円

2位 寺田 祥(山口)    155,932,000円

3位 毒島 誠(群馬)    155,208,000円

4位 吉川 元浩 (兵庫) 132,013,932円

5位 篠崎 仁志(福岡) 113,269,333円

6位 松井 繁(大阪) 110,177,000円

7位 平本 真之 (愛知) 109,877,000円

8位 菊地 孝平 (静岡) 105,976,000円

9位 新田 雄史(三重) 101,875,606円

10位 深谷 知博(静岡) 101,528,333円

 

史上初となる「5冠」を獲得した峰選手が堂々1位の賞金王。

2億円が年収とは…!

ちなみに、2021年1月1日から4月26日までの獲得賞金額は1位が石野貴之選手で、すでに5,300万円越え。(マクール調べ)

 

競艇/ボートレース2020年獲得賞金ランキング!1位は2億超えのあの選手でした

 

競艇選手は夢のある仕事!

今回は、競艇選手の平均給料や賞金、年収についてご紹介しました!

調べれば調べるほど、競艇ってすごい魅力的な職業ですね。

本当に夢のある仕事だと思います。

ただ、やっぱり努力なくして稼げる仕事でもありません。

とても厳しい世界で切磋琢磨している選手を、これからも応援していきましょう!

 

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